司法書士の加陽麻里布です、
サンリオでなかなか面白い人事がありましたので、記事にしたいと思います。
同社の創業者で92歳の辻信太郎社長が会長になり、31歳の孫の辻朋邦専務が社長に就任するという事でした。
サンリオは日本のみならず、海外でも人気のハローキティなどのグッズで有名ですね。
しかし、コロナの影響もあってか2020年3月期の利益はわずか1億円程度と、立て直しが必須の状態です。
それにしても若い孫が新社長になったとは驚きました。この背景には、以前息子が副社長に就任しましたが、すでにお亡くなりになっていたという事です。
また、取締役には新社長の母親も入っており、代替わりを補佐するとみられています。
創業者の一族とは言え、持ち株は20パーセントにも満たないようで、今後どのようなかじ取りがなされるのか注目されますね。
また、サンリオの役員を見ると監査役で92歳の方がいらっしゃいました。
監査役で92歳というのはおそらく最年長ではないでしょうか?
コーポレートガバナンスの強化が叫ばれる昨今で少々疑問の残る人事が多い会社ですね。
圧倒的な知財をどのように生かすのか新社長の手腕が注目ですね。
あさなぎ司法書士事務所
かようまりの