司法書士の加陽麻里布です。
以前、Youtubeでも取り上げた香港国家安全維持法が可決したとのことです。
ついに一国二制度が崩壊するのではないかと西洋諸国の危惧を得ています。
香港は言うまでもなくイギリスの植民地で、その立地や、英語が使える利便性もあり、金融センターとして成長してきました。
中国に直接お金は出せなくても香港だったら出してもよいという企業も多かったと思います。
今回の法律により、中国本土の締め付けは一段と強くなり、デモなども大きく規制されてくると思います。
もともと、香港の若者は中国人と言われる事を非常に嫌い自らを「香港人」と言っている人たちです。今回の決定への危機感は相当なものだと思います。
一方で、ジャッキーチェンさんをはじめ同法案に有名人が次々と賛同していることにも違和感を感じます。やはり、中国本土抜きでは今後の活動にも支障がるという事でしょうか・・・・
日本との関係でも香港には2万5千人の邦人が駐在しており、香港からの日本旅行客は何と230万人にもなるといいます。
日本企業も香港で上場するなどもしており、今後の日本と香港の関係が非常に危惧されるような決定となりました。
民主主義で育った国が民主主義を奪われるという事は現代では珍しいと思いますが、香港の特に若者がどの様に反応していくのか注目していきたいと思います。
あさなぎ司法書士事務所
かようまりの