司法書士の加陽麻里布です。
本日は2020年2月に発表されている東証の新市場区分について紹介したいと思います。
現在、東京証券取引所では1部、2部、マザーズ、ジャスダック(スタンダードとグロース)に分かれています。これ以外にもPROマーケットがあります。
こちらを2022年4月を目途に、プライム、スタンダード、グロースの3つの市場に分けようという話です。
背景には東証1部上場企業が増えすぎて、その名前と見合わなくなってきていることも上げられるようです。また、国際的にわかりやすい市場にしていくことも考えられます。
新市場区分で注目されるのはプライム市場です。
現在の1部上場企業がプライム市場に残れるのかどうか?がとても大事になってきます。
プライム市場では、利益基準として2年間で利益25億円もしくは売上高100億円以上かつ時価総額1000億円以上などの厳しい基準が設けられています。
一方でグロース市場は新規上場に際して黒字要件はやはりありません。
また、コーポレートガバナンスコードがすべて適用されるわけではない点も配慮されています。
今後は各上場会社においても、どの区分に行くかの選択作業が行われることとになります。
すこしでも、分かりやすい市場作りをして、経済の活性化につながれば良いと思いますね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
あさなぎ司法書士事務所
かようまりの