司法書士の加陽麻里布です。
ついに恐れていたことが起こりました。
4月23日の法務省の発表によりますと、7月5日に予定されている司法書士試験の実施の可否についての判断が困難とのことで、5月1日から予定されている受験申請について延長をするので、慌てて申し込みをしないようにということでした。
受験の申し込みはともかく、いよいよ、試験が予定通り行われないのではないか？という疑問がいよいよ現実のものになってきた感じですね・・・・
5月中旬に今後の予定が発表されるようですが、今後の動向に注目したいと思います。
受験生の皆さんは先が見えづらく本当に厳しい状況と思いますが、目の前の勉強に集中して頑張っていただければと思います。
さて、本日は二本立てです。
4月24日に梶山経済産業大臣が3月決算会社の株主総会について以下の談話を発表しました。
-
新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が今後も続くと見込まれる中で、決算発表を延期する企業も出てくるなど3月期決算企業の決算・監査に関する業務に大きな遅延が生じる可能性が高まっている。
-
もっとも、企業の決算や株主総会運営の業務に携わる方々の健康や安全にも十分にご配慮を頂く必要がある。今こそ中長期的な成長を念頭に置いた経営判断が求められるところ、ここで焦ることが、かえって企業全体のオペレーションに悪影響を与えることは避けなければならない。
-
企業においては、6月末に開催されることが予定されている株主総会につき、その延期や継続会の開催も含め、例年とは異なるスケジュールや方法とすることをご検討頂きたい。
-
株主・投資家においては、決算作業の適切な遂行や従業員の安全確保に努める結果として、株主総会の運営につき、例年とは異なるスケジュールや方法とすることに十分にご理解頂きたい。
-
経済産業省としても、上記の円滑な実施のために、最大限のサポートをしてまいりたい。
ということで、株主総会の予定通りの開催はなるべく控えてほしいという趣旨の談話になると思います。
すでに、東芝等の会社が株主総会の延期を発表しておりますが、まだ数は少ないようです。
今後の企業の動向に注目したいと思います。
