司法書士の加陽麻里布です。
本日は、yahooの株式掲示板での風説の流布事案を紹介いたします。
まず、風説の流布とは野村證券さんのHPでは以下のように解説されています。
「株式等の相場の変動を図る目的をもって、虚偽の情報等を流すこと。そうした情報等は、市場の信頼性・健全性を阻害するものであると同時に、実際に投資家が投資判断をする際に、誤認してしまう可能性もある。
風説の流布は金融商品取引法で禁じられており、違反者は、懲役、もしくは、罰金を科される。
個人投資家の証券市場に対する不信感の解消を図るために、個人投資家の保護に全力を尽くすことを最大の目標とした機関として、証券取引等監視委員会が金融庁内に設置されている。風説の流布に関して、証券取引等監視委員会に情報提供をすることが可能となっている。」
株式相場は情報によって左右されるのはもちろんですが、虚偽の情報を流すことによって意図的に株価を動かそうとする者は厳罰に処されます。
今回、AI翻訳で有名なロゼッタさんの掲示板で代表者が株式を売っているとの情報を流した男性が特定されたというニュースが出ていました。
どういう思惑があったのかはわかりませんが、軽い気持ちで?書き込んだのかもしれません。
いずれにしても刑事、民事の責任を問われる事態となっております。
本当に、インターネットは便利な反面、とても怖いものです。しっかりとルールを守って使いたいですね。
あさなぎ司法書士事務所
かようまりの