司法書士の加陽麻里布です。
今回から色々な法人についてその概要を説明していこうと思います。
今回は一般社団法人です。
2006年の公益法人改革までは一般社団法人も公益社団法人もなく「社団法人」のみが存在していました。
社団法人というとどのような印象を抱かれるでしょうか?
官庁の外郭団体や何か公的な事業をやっているというイメージですよね。株式会社よりもなにやら信頼性がありそうです。
そんな一般社団法人ですが、設立のメリットとしては
①上記のような信頼性(実際は一般社団法人だから信頼性が高いということはなく、イメージですが・・・)
②税金面での優遇・・・公益性のある事業を行えば、税金がかからない可能性があります。しかしながら、ほとんどの事業は課税されると思われます。実際にも節税目的で一般社団法人を作る人はまずいないと思います。
③社員が2名で設立できる。とりあえず、2名集めれば作れます!
④設立費用も高くない。定款認証5万、登録免許税6万+司法書士報酬です。
⑤法人なので法人としての活動ができる
デメリットはとしては
①株式会社のような利益分配は出来ない。
②会社並みの事務手続きが必要(税金をはじめとして各種の届け出など)
③株式会社ではないので上場は出来ない。
などでしょうか。
次回は一般社団法人の機関なども一般財団法人と比較しながら紹介していこうと思います。
一般財団法人の設立もあさなぎ司法書士事務所へお気軽にご相談ください。