司法書士の加陽麻里布です。
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さて、本日は新型コロナの件でも何かと話題のパチンコです。
東日本大震災の時は電力を多く使うということで問題視されたり、何かと話題が付きません。
改めて、パチンコって何だろうかということを読み物的に記載したいと思います。
パチンコは風営法に規定されており、遊技の結果として景品を客に与えることを許可されて営業しております。しかし、客は景品を景品交換所で売却することで換金することができ、実質的に賭博、ギャンブルではないかと言われております。というか、ほどんどの客はギャンブルの意識でパチンコをやっていると考えられます。
受験生にもパチンコ屋に足しげく通い、勉強がないがしろになってしまう人もいるくらい、浸透しておりますね。
一方で、日本ではギャンブルは公営ギャンブルである、競馬、競輪などしか認められておりません。
では、実質的にギャンブルであるパチンコが何故日本中に存在しているのでしょうか?
その法的な支えが三店方式と呼ばれるものです。
三店方式ではパチンコ店、景品交換所、景品卸業者が登場します。
お客さんはパチンコ店でプレーし買った場合は景品としてゴールドをもらいます。
ゴールドをたまたま近くにある景品交換所(TUCなど)に持ち込み換金します。
景品交換所は景品卸業者に売却し、卸業者はパチンコ店にゴールドを納入します。
つまり、お金とゴールドが3社の中で毎日ぐるぐると回っていることになります。
たまたまパチンコ店の近くに景品交換所があるなんて出来過ぎだとは思いますが、本音と建前でいうとまさに建前を重視するということで、日本らしいシステムですね。
かつては韓国にもパチンコはあったようですが、2006年には禁止になって絶滅したようです。
日本のパチンコは一方で議員や警察に支えられているといえます。
パチンコ業界の団体には多くの国会議員が名をつらなていますし、警察は風営法に基づいてパチンコ店を取り締ますのですが、全国にパチンコ店の組合は警察OBを多く受け入れています。
権力の中でうまくバランスをとってやっている業界ということで非常に興味をもちました。
もちろん、業界としても長い歴史で、健全化に努めてきており、射幸性の低下、分煙などに努めてきております。
今後IR法案の成立も予定されており、パチンコ業界の行方については興味があるところですが、うまく社会と調整してより健全な業界になっていただければと感じます。
YouTubeでも最近パチンコ関連の動画をいくつか挙げておりますので、関心ある人は是非ご覧ください!