司法書士の加陽麻里布です。
持続化給付金について色々と問題が発生していますね。本ブログでもサービスデザイン推進協議会の登記簿を過去にUPさせていただきました。
790億円もの巨大事業ですが、20億円を残して、サービスデザイン推進協議会から電通に委託されており、大きな問題になりました。20億円のうち、15億円くらいは銀行の振込手数料だそうです。
電通から、さらに電通の関連会社、パソナ等へ再委託が行われており、発注元の経済産業省も良く状況が分かっていないようです。
持続化給付金はホームページで必要な情報を入力すると、オンラインでそれが送信されます。送信された情報を人海戦術でチェックをするということのようですが、気になった点としては
①誰がホームページをつくったのか?
②チェックはどこで誰が行っているの?
という点ですね。もともと、10日程度で送金されるという話でしたが、送金も一部遅れているようですので、気になります。
大きな案件を発注する場合は入札を行うわけですが、単に金額が安いというわけではなく、内容が伴っているかも重要なポイントになります。今回はサービスデザイン推進協議会以外にもデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社が立候補していましたが大したヒアリングもされていないような話が出ていますね。
同社は4大会計事務所のコンサル部門ですが、1000人近くのプロフェッショナルが在籍している大きな会社ですので、どのような審査が行われたのかは気になりますね。
いまは、必要なところにお金が一刻も早く行き届くことが必要ですが、今回サービスデザイン推進協議会がどの様に決定されたかはしっかりと解明してほしいですね。
最後にまた登記を上げておきます。
あさなぎ司法書士事務所
かようまりの