司法書士の加陽麻里布です。
日本で一番多い会社形態はおなじみの株式会社です。
わたしも司法書士事務所を経営しているため日々多くの株式会社の設立登記の依頼を受けます。
みなさんは会社の登記簿を見たことはありますでしょうか?普通はなかなかないですよね?
今回は株式会社を登記するにあたってどういうことを決めるのかを解説いたします。
①商号 会社の名前ですね!
②目的 会社でどのような事業を行っていくかです。いろいろな事を書きすぎると、銀行の審査が通りにくくなる場合があるので、最初はポイントを絞ってもよいと思います。後から追加することもできます。
③所在地
④公告の方法 官報にするのが無難でしょう。
⑤設立年月日 げん担ぎする人は大安にされますね。
⑥役員に関する事項
⑧代表取締役の住所
⑨発行可能株式数・・・将来の増資を考えると大目にしておくこともあり
⑩発行済み株式数
⑪資本金の額・・・昔は1000万円以上でしたが、今は1円から可能です。
⑫株式の譲渡制限
といったようなことが登記簿に乗ってきます。
ある会社と取引したいときや調べたいときにはそれなりに有用な情報となるでしょう。
一生のうちに登記簿謄本を見る人はそんなに多くはいないかもしれませんが、会社にとってはとても大事な証明になります。
司法書士は毎日のように、これを完成させています。
実際の登記内容をみて司法書士の仕事分野の理解が深まれば幸いです。
司法書士 加陽麻里布