司法書士の加陽麻里布です。
ドイツのワイヤーカードという会社をご存知でしょうか?
23日前CEOのマークスブラウン氏が市場操作の疑いで逮捕されました。
このワイヤーカード社、何とびっくり2280億円が行方不明になっているというではありませんか。
ソフトバンクグループも1000億円ほど出資しているという話もあり、注目度が高まっています。
ワイヤーカードはオンライン決済サービスの会社であり、各カード会社はもとより、アップルやアリババなど最先端の会社とも取引をしており、その成長性も期待されていました。
2005年には上場も果たしており、ドイツの中でも期待の企業に常にリストアップされるような会社だったようです。
さて、この消えた2280億円ですが、報道によればフィリピンの銀行に預けられていたとされているようです。
しかしながら、フィリピン当局はそれを否定しており、関与しているフィリピンの弁護士事務所もHPが消えるなどの騒ぎになっています。
同社の会計監査はEYが担当しており、すでに投資家がEYを訴訟しているとの報道もあります。
巨額の詐欺事件にまで発展しそうな予感です。今後の続報に注意したい話ですね。