司法書士の加陽麻里布です。
昨日、行政書士が財産管理の依頼を受けていた方の口座からお金をとったという事で逮捕されました。
私も行政書士の試験に合格している身としては非常に残念なニュースです。
行政書士と言えば行政関係の書類の代行のイメージが強いです。許認可や、自動車関係などなど。
そんな行政書士に財産管理という言葉はあまりにも不思議に見えます。一体全体どういう事でしょうか?
行政書士、財産管理で検索すると多くの行政書士が財産管理業務を行っていることが分かります。その内容を見ると、老人ホームなどに行く場合に、財産を第三者に管理してもらうというもののようです。このようなケースでは依頼人のほうも頭はしっかりしており、判断能力があるということになります。
それにしても、せっかく預けた第三者がお金をとってしまうというのは話になりませんね。私も相続に関する業務でお金を預かった時はドキドキしましたが、まさか人のお金を使ってしまうとは信じられません。。。。
一般的に、個人の行政書士事務所は経営規模も小さいので魔が差してしまうという事があるかもしれません。
この事件を見て、財産の管理をお願いする時は少なくもとも複数にでやっている事務所に依頼すべきと考えました。そのほうが内部牽制がきいているためです。
士業という理由だけでその人が高潔な人格の持ち主とは限りません。
大事な財産を預けるときはしっかりと相手を調査して行うことが心掛けてほしいものですね。
あさなぎ司法書士事務所
加陽麻里布